二人のガスコン〈下〉 (講談社文庫)
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ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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人気ランキング: | 93918 位
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参考価格: | ¥ 650 (消費税込)
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最後はちょっと面白かった
この下巻に入った頃には、もう読むのをやめようかと思うくらい
前の2冊がだらだらと冗長でつかみ所のない話だったのだが、
最後になって、なかなか面白かった。
腹黒く陰謀家の宰相マザランが持っている別の顔。
それは、王妃への想いと献身であり、そしてルイ十四世への忠誠である。
裏の陰謀に染まりきってそれが見えなくなってしまったダルタニャンと、
そこにはきちんと真心があると気付くシラノ。
そして「うざいぼんぼん」と思っていたピエールが、
キッパリ下した決断。
最後の最後で、イイ感じの冒険小説になってるよ?!!
鉄仮面の正体もなるほど、と思った。
それにしても。
助けを待ってるだけじゃなくて、自分でも動くヒロインが、
作者は嫌いのようで……。
マリー・ドゥ・カヴォワは最後、ダルタニャンとシラノにけなされまくる。
言いたいことは分かるけど、それってちょっと酷では?
あと、シラノは、実は……って本当なんだろうか?
それが気になって仕方がない。
あらすじネタバレするなよ…_| ̄|○
ぱらりぱらりとページをめくるごとに明らかになっていく謎。ルイ14世の出生の秘密、宰相マザランの秘密…とゾクゾクしながら読んでいける。…なのにうっかり裏面のあらすじを見てしまってガックリした。このあらすじはおそらく編集者の手の物だと思うのだが、肝腎なことをこんな所で書くなよ!と言いたい。もう少し匂わす程度にするとか書き方があるだろうに。要するに推理小説の登場人物紹介欄に犯人と書かれているようなもの。本編が良すぎるだけに「なんて事してくれたんだ!」と言いたい。
講談社
二人のガスコン〈中〉 (講談社文庫) 二人のガスコン〈上〉 (講談社文庫) ダルタニャンの生涯―史実の『三銃士』 (岩波新書) 双頭の鷲〈上〉 (新潮文庫) カルチェ・ラタン (集英社文庫)
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