体験を下敷きにしていることなのだろうけど
今までの経験からこういう本を書いておられるのはわかりますが、読み進めていくにしたがってやたらとでてくる「わたし」にすこし嫌気がさしました。
自分の頭で考える力→私を生きるチカラ
私達は、日頃から、多かれ少なかれものを考えて生きている。 しかし、それはえてしてそれは一般論であったり、 人の受け売りだったりすることがあるのではないだろうか?著者は、最も個人的なことこそが、最も普遍性を持つといい、 自分の身近な出来事、日常にこそ、考える糸口があるのだという。 考える力の土台となる問う力、観察する力を中心に、メモ活用法、 辞書をつかった発想法が、自らの経験をもとに具体的に語られており、 他人の頭で考えられたこと、または世間で考えられていることを考えたつもりになるのではなく、 自分の頭で考える力をつけ、私を生きる力をつけるヒントを得ることができる。
日々の生活を少し豊かに
朝日新聞編集長の筆者が長年の経験から得られた思考のための工夫についてさまざまな例を挙げながら意見を述べる。私は科学的な知見を解説するものと勝手に想像していたが、むしろ科学が全く入り込んでいない。しかし、それだからこそできる主張が随所に光る。自分の時間の作り方、メモをとるときの注意。近頃の本では無視されているように見えるが、それは単に科学がそういった分野をまだ扱えないからだ。 さすがに朝日の編集長をしていただけあって文章はうまく、多くの例も本質がうまく反映されていて納得してしまう。しかし反面、内容が少々偏っている。思考のために書くということに力点を置き、うまく書くために自分の考えを客観的に追求する工夫を紹介したりする。 科学はいまだに思考のためのベストな方法というのを発見できない。いや、ベストな方法というのは人によって違うのかもしれない。それならば、様々な体験から得られた知識を試して、自分に合う方法を探してみるのも良いのではないか。
どん詰まりの時。
八方塞がりで、勉強も出来ず、かといって、他のことがスムーズに 行っているわけでもない時に、手に取りました。 でも「考える力」はつかなかった。 そもそも、考える力って本を読むことによってつくもんだろうか?
三笠書房
要約力―書く、読む、話す すべての能力は「要約力」で決まる! 「考える力」をつける本―「頭の壁」をガツンと破る方法 「話す力」が面白いほどつく本―効果は“スグに”現れます! (知的生きかた文庫) 要約力―仕事も勉強もポイントをつかめばうまくいく! 40字要約で仕事はどんどんうまくいく―1日15分で身につく習慣術
|